DITAからEPUBに変換するメモ

DITAをEPUBに変換するプラグインがYAHOO GROUPSのDITA users groupに寄稿されたとのことで、早速お試し。

EPUBあれこれ

EPUBとは
KindleiPadで利用される電子ブックフォーマットで、XHTMLからの派生の模様。作成するには、所定のフォーマットで記述したHTMLファイルや画像ファイルなどをZIPで固めて拡張子を.epubにすればよい。
wikipedia EPUB
http://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB

手っ取り早くEPUBフォーマットをつついてみるために、"SIGIL"というアプリケーションを使ってみるのがよさそう。
SIGILはWindows,Mac,Linuxに対応し、EPUBWYSIWYG編集できるので、適当に入力してソースをみてみることができる。

SIGIL 寄付歓迎のフリーソフト
http://code.google.com/p/sigil/
WindowsEPUBを表示するアプリケーション
http://www.adobe.com/products/digitaleditions/
iPhoneEPUBを表示するアプリケーション
http://www.lexcycle.com/
FirefoxEPUBプラグイン
http://www.epubread.com/en/manual.php

DITAのEPUBプラグイン

DITA users groupへのポスト
http://tech.groups.yahoo.com/group/dita-users/message/13887
プラグインの置き場所
http://www.snee.com/xml/dita2epub/
プラグインのインストール

プラグインアーカイブを展開したepubディレクトリを、DITA-OTのdemoディレクトリに放り込むだけ。
pluginディレクトリではないのがミソ(?)

EPUBファイルのビルド

添付readme.txtの通りにコマンドを打ち込むか、build.xmlファイルのtranstypeプロパティにepubを指定する

<property name="transtype" value="epub"/>
とりあえずの結果

ditaリファレンスをビルドしてみたところ、生成はできてdegitaleditionやFirefoxプラグインで表示はできるものの、表示や挙動が少々怪しい様子。

ビルドした時点ではファイルサイズが約10MB。これをSIGILに読み込ませて、そのまま保存すると1MBほどに。
もしやと思い、元のepubファイルをそのままZIP圧縮すると、1MBほどに。ビルド時に圧縮してない模様。